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*ニンジャスレイヤー感想ブロゴだ*

「ニンジャ万博・ザ・ファイナル」に参加しました

10月9日、大崎ブライトコアホールで開催されたニンジャヘッズ有志によるオンリー即売会&イベント「ニンジャ万博・ザ・ファイナル(通称:にんぱく)」に参加してきました。「にんぱく」自体は2014年6月、2015年5月に続く3度目の開催で、公式発表によると今回が最終回。私は、前回初めてサークルとして参加したのに続き、今回も即売会時間に「鏡像フーガ」としてサークル参加させていただきました。楽しかった!

 当日の朝、あいにくの雨…というかバケツをひっくり返したような豪雨。izさんに車で搬入を手伝ってもらったおかげでなんとかなりましたが、そうでなければ詰んでいました。元はといえば私に『ニンジャスレイヤー』という作品を教えてくれたのがこのizさんなのですが、今回、ブースでの売り子から何から何までお手伝いしていただき頭が上がりません。どうもありがとうございました。

今回の頒布物と参加した企画など

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サークルとしての頒布物のメインは、何といっても今年の1月から準備していたユンコ・スズキアンソロジー本『PATCHWORK』。夏コミで出すことができなかったため、楽しみにしていただいた方には本当にお待たせしてしまいましたが、ようやくお届けできることになりました。自分を含めて31名の作家さまのご協力をいただき、総ページ数104ページというボリュームの本に。この日の一般頒布開始に向けて、そこそこまとまった数のストックを持ち込みました。

また、先日から準備を進めていた案件で、11月の大阪大学の学祭に出演するニンジャヘッズによるロックバンド、その名も「NINJAHEADZ」さんのバンドロゴデザインとフライヤーイラスト制作というのもありました。こちらも完成したフライヤーを主宰さんに送っていただいたので、ブースで配布。

このイラストはけっこう頑張りまして、描いたことのないキャラクターや楽器を描くべく何度かの修正を経ながら一ヶ月近く地味に奮闘しました。結果として、フライヤーを添付したライブ告知ツイートをたくさんRTしていただいたりして、告知に貢献するという一定の役割は果たせたようでほっとしています。頼まれてイラストを描くというようなことはこれまでほとんどなくて、とっても勉強になりました。

 一方、ゆんぺす=サン、うさぎ小天狗=サンとともに企画したにんぱく合わせの合同誌も完成しました。こちらは、ゆんぺす=サンのサークル「TWO-PAGE」さん制作の本に寄稿させていただいた形です。タイトルを『ネオサイタマ・ネヴァーダイズ』といい、忍殺第三部最終章「ニンジャスレイヤー・ネヴァーダイズ」内の時系列で、本編に登場しないキャラクターがどのようにあの日を送ったか、というのがテーマの本です。私は12ページの読み切り漫画を掲載してもらいました。この本の紹介は、また別のブログ記事で詳しくしてみたいと思っています。

そして、参加企画ではもう2件。ひとつは本田ウタイ=サン主催のスーツ・ザ・ヴァーティゴイラストアンソロジー『PINK MAN』。1ページのイラスト作品で参加しました。

Pink Man - スーツ・ザ・ヴァーティゴ イラストアンソロジー | 2016.10.09 ニンジャ万博(終)発行

もうひとつは「トントン相撲シャドーコン」の出場選手紹介ポスター。ブラックロータスとイグナイトのイラストを描かせてもらいました。シャドーコンは前回からの憧れの企画だったので、お声がけいただけて嬉しかったです。

即売会スタート

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さて、ユンコアンソロは開場と同時にたくさんの方に買いに来ていただけまして、以降も終始順調なペースで売れ続けました。かといって、早い時間に完売してしまって欲しい方に行き渡らないということもなく、最終的には理想的な販売結果になったと言えそうです。本当にありがとうございます!

途中でちょこちょこと買い物に出たりしていた関係で、ご挨拶できなかった方がいたようです。また、私のほうも全ブース余すところなく回るということができず、気づかずに素通りしてしまった方もいたかと思います。さらに、ご挨拶できた方に対しても自分の勘違いだとか、余計なことを口走ったりしてしまった関係でシツレイがあったかもしれません…(すでにいくつか思い当たる場面がある顔)。イベント特有のハイ状態ゆえのアレで他意はないことですので、どうかご容赦のほど。

会場内はそこそこ盛況で、前回の板橋区立グリーンホールと比べても広すぎず狭すぎずで、ちょうどよかったですね。ある程度経ってお客さんの波が退いたかなと思いきや、みんなホワイエで休憩しながら本を読んでいたりして。というか大崎ブライトコアホール、めちゃくちゃキレイで居心地の良い会場でびっくりしました。よくこんな施設借りられましたね…という点まで含めて、にんぱく運営チームさまリスペクトです。

今回初めてお会いするヘッズの方もたくさんいました。地上波テレビアニメが完結しても、まだまだ新規のニンジャヘッズがたくさん居るのだなあ。全国各地からいらっしゃっていました。で、なおかつ多くの方が口々に仰るのは、「初めて同人誌即売会に来ました」「初めて本を買いました」「初めて本を作りました」というようなこと。分かる…私も二次創作本を買ったのも作ったのも、ニンジャが初めてでしたので。
三部の最終章では、ニンジャスレイヤーの残したミーミーによって人々が触発され立ち上がる場面が手を変え品を変え現れますが、まさにそんな感じ。これこそファッキン・シリアス・ニンジャ・パワーだよ。

わざわざお菓子やドリンクなどの差し入れをくださった方も、本当にありがとうございました。嬉しくて本当はひとつひとつご紹介したいくらいなのですが、自慢みたいになるのもあれなので。こっそり大切にいただきます。

胡乱にして独創的なイベントの数々

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4時間の即売会のあとはイベントタイム。の前に、お腹が空いたのでブライトコア1Fの中華屋で遅いランチ。雨はいつの間にかすっかり上がっていました。

あちこちで繰り広げられるニンジャセッションのクオリティに目を見張りつつ、イベント&お店屋さん時間がスタート。朗読、学会発表、トントン相撲、落語、DJと今回も盛りだくさんのイベント枠…!
和刃=サンのヌンチャック朗読は、声音の使い分け、特にラオやんとシルバーボーイの演技が極まっていて最高でした。続くニンジャ学会さんの発表は今回初の試みでしたが、ステージ周りのいかにも学会然とした会場ロケーションも相まって、めちゃくちゃハマっていましたね。質疑応答でのやりとりもさすがニンジャヘッズ。学会発表はまたぜひどこかの機会で観てみたいです。

そしてトントン相撲シャドーコン。Twitterタイムラインでは準備中に流れたPVの完成度の高さが話題をさらっていましたが、トントン相撲本編を含め、一見しょうもないことに対してすごくスキルを持った大人たちが真剣に取り組むというコンセプトが貫かれていて、胸打たれました。フロッグマンに投票していたのですが、惜しくも一回戦負け…。わりとシビアな判定が続いてジャッジは大変そうでしたが、客席のラオモト=サンのニンジャ動体視力に頼るくだりなんかもウケていましたね。そしてよりによってサツバツナイトが見事優勝、4部の本格始動を控えて大変おめでたい感じに。シャドーコン、きれいに完結しましたね!

米星=サンの落語は、序盤こそ緊張が客席にも伝わってきてドキドキしましたが、噺の本筋に入っていくとそこここにバランス良く散りばめられた忍殺語がフックとなって、引き込まれました。とっても新しい試み!
ラストのノロワレ=サンのDJも盛り上がりました。スクリーンで手元を見せる物珍しさもあり、なおかつそのフリを受けて最後にヒナヤ・イケル・タニグチにちなんで片手のみでプレイしていたことが明かされた驚きもありました。あそこにまさに三部ラストのオーボン・フェスが現出していました。

結局、イベント終了の19時までかなりの数のヘッズが会場に残り、9時間にわたる長丁場のニンジャ万博・ザ・ファイナルは無事終了したのでした。

そのあと…と、これから

各地でアフターのような打ち上げ会が催されていたようです。私は事前に誘っていただいて、ぴんこ=サン主催の会に参加させてもらいました。広めのカラオケルームを借り切っての、カラオケカラテとウキヨエカラテが縦横無尽に飛び交う空間…楽しく過ごせました!そのあと、別の集まりの方々と合流したりなんかもしつつ。

ヘッズ会、ワーッというのももちろん楽しいし、推しニンやエピソードについて静かに熱く語り合う会も好きなので、やっぱいろんなクラスタ入り混じって何度もやるのがいいなと思いました。一晩じゃ足りない。にしても、なかなか遠くからいらっしゃる方も多いので、難しいところではありますが。

私も2年前の最初のにんぱくでは、Twitterでのニンジャヘッズとの交流もほとんどなくて、あんまり会場でお話もできず気後れして最後までイベントに居られなかったのですが、なんかそういう方々ともオープンに交流を持てる機会があるといいですね。せっかく共通の話題がたくさんあるんだし…ニンジャ本編の話をもっとしたいです。

そういう意味で、世代的にも地理的にも、文化圏としても隔たりのある人々と、全方位ノータイムでいきなりニンジャの話ができる「にんぱく」という場はめちゃくちゃ貴重だし、できれば今後も続いてほしい。こういうコミュニティの盛り上がりが、コンテンツの自体の熱量の低下とかとは関係のない理由でトーンダウンしてしまうとしたら、いかにももったいないですよね。

にんぱく自体が終了だとしても、にんぱくさんが生み出してくれた価値を繋いでいくためには、具体的にどういったことが必要なのかというのを、ひとつひとつ検証しはじめるべきタイミングが来ているのかもしれません。いざとなれば、私はそういうことに協力を惜しみません!なんかやりましょう。

ともあれ、まずは参加者のみなさん、スタッフのみなさま本当にお疲れさまでした。楽しい時間と思い出をありがとうございます。しばらくの間は山のようなウスイホンを拝読しつつ、濃密なニンジャ体験によって異常加熱したニューロンをクールダウンして、また来たるべき時に備えようと思います。

11月の「HMC3」もよろしくお願いしまーす!(このお知らせもまた別の記事に書きます)

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